大倉登記測量事務所

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土地業務の事例

「境界確定から地積更正登記」業務の事例

当職が実際に依頼を受けて業務を行った事例をご紹介します。

境界確定測量依頼から地積更正登記までのを受けた土地は大阪市内でした。
目的は「実測面積にての売却」でした。
当該地はもともと4軒長屋のうちの東側の2軒が建っていた土地で、隣接については東側・西側が他人、 北側が大阪市の市道、 南側が大阪市の公園用地でした。
長屋の場合は隣家との間の柱の中心が境界となっている状況がほとんどなので今回もその前提で現況測量を実施しておおよその面積を計算したところ、登記 の地積に近い数値になったため、隣地所有者に説明するための資料と図面を作成して接触しようとしたのですが...
西側の住宅が「空き家」になっていたため近所の方に聞いてみたところ、高齢女性の独り暮らしだったが、最近足を骨折したことが原因で遠方に住んでいる娘さんが引き取ってそちらで暮らしているとのことでした。
当職はいろいろ と情報を集めて娘さんと連絡を取ることができ境界のことについて説明したところ、「柱の中心が境界だということには承諾しますが現地での立会や境界確認書に署名・捺印することには協力できません」と言われました。
その理由や事情を聴いていくと、要は「わざわざ現地へ行ったり仰々しい書類に 署名・捺印するのが煩わしい」ということでした。
そこで当職は管轄法務局へ相談に行き、担当登記官と協議して法務局から境界確認のための現地立会依頼の手紙を送ってもらいました。
これは規定に沿った正式な手続きであり、隣地の方からも「現地立会に行きます」いう返事をもらうことができました。
当日は登記官と当職が真摯に説明したことで、隣地の方も納得して書類に署名をしてくださり、無事に境界確定ができ「地積更正登記」も完了しました。

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